三池港の昔の写真
| 三池港の昔の写真です。閘門は閉じていますが、渠内外ともに満々と潮を湛えた状態です。閘門付近の施設は現況とほとんど変わっていないのが確認できます。岸壁には大きな汽船が横付けされているものの、ダンクロ（特許三池式快速石炭船積機）は３基とも画面向かって左手に寄っています。つじさまご指摘のように平成１６年１１月まで残っていたダンクロ３号機（画面向かって一番左のもの)は１・２号機より大きく作られているのが見て取れます。画面右手には四ツ山発電所（後三川発電所と改称）も見えており、煙突から黒煙をもうもうと吐き出しています。 |
| ダンクロが活躍している場面の写真です。この写真でも３号機が高く作られているのが分かります。１・２号機は団琢磨と黒田恒馬の設計により英国で製造され明治４２年４月に設置されましたが、３号機は櫓は石川島造船所（現：石播）、電気機械は芝浦製作所（現：東芝）、その他の機械は三池製作所（現：三作）で製造され明治４４年２月に組み立て設置されたので、違いが生じたのではないでしょうか。 |