昭和天皇御巡幸 もう一つの坑内帽

平成19年5月11日(金)有明新報

 昭和24年の御巡幸の折、三川坑への御入坑に際し、天皇陛下がお召しになった白いキャップランプや坑内衣は三井港倶楽部に保存されていますが、実はもう一つの坑内帽があったという報道がなされました。記事によれば、三池炭鉱では天皇陛下をお迎えするに当たり寸法の違う坑内帽を二つ用意し、より合う方をお選びいただいたとのこと。坑内へお召しにならなかった方の保安帽も陛下が一度お試しになられたので粗末にはできないと、担当者の個人宅で今日まで大切に保管されていたそうです。御巡幸の折の陛下ゆかりの遺品が保存されていること自体大変珍しく、三井港倶楽部から昭和天皇記念館に貸し出し展示されているとのことですが、もう一つの保安帽まで残されていたとは。恐るべし大牟田・・・

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