平成15年3月29日にヘリコプターに乗った時に撮影された１コマです。北西から南東方向を向いて斜めに俯瞰したところですが、櫓や巻上機室の形はもちろん、その周囲の状況もよく捉えられています。手前の工場建物は、かつて掘り出された石炭を貨車に積み込んでいた施設を転用したものです。その上の住宅地の中の一区画の空き地は、第一立坑の跡です。住宅地の上の広い空き地には、元は汽缶場（機械を動かすための蒸気動力を発生させるボイラーを収める建物）が建ち、２本の高いれんが煙突が立っていました。今では、第二立坑の周囲しか敷地がありませんが、昔は、この画像に収まらないくらいの広大な敷地を擁していたことがわかります。