三川坑の近況２

三川坑の巻上機です。この画像では分かりにくいと思いますが、実に巨大なものです。これは第二斜坑のもので、同様のものが第一斜坑にも据え付けられています。第一斜坑は爆発事故のときに、爆風で坑外施設も破壊されたので、建屋が新しくなっていますが、第二斜坑は基本的に昭和１５年の建造当時のままです。屋根のトラスや走行クレーンの台が木造であるところに非常な趣を感じます（三川坑構内の機械工場３を参照ください）。但し、この巻上機は当初からのものでなく、更新されていると思います。

三川坑の第二斜坑口から巻上機室へ向かう途中のガードです。このガードの上はトロッコレールが敷設されており、人車巻上ケーブルもここを通っていました。奥の建屋はコンプレッサー室です。この建物の屋根も木造トラスで支えられていました。